夢幻の姫君
「君が分かりやすいんだよ」

ククッと笑いながら答えられた。
 ……最初とキャラ違う気がするんですけど……
隼人がやってきて一言

「こっちが地なんで」

さようで。私はまんまと騙されていたわけで。
 チッ 悔しい…

「何で、紳士的なふりしていたの?」
「そっちのほうが、警戒心をとき易いだろ?」

確信犯かよ。性格わ…

「悪くない。現に地をだしてもお前は驚いていない。動揺もない」

反撃の余地もありません… 
 敬語を聞いてたときから、変だと思っていたんだよ…


――昔は、敬語なんて使ってなかったしね――


えっ? まただ… またあの声……
 彼らといると聞こえる、前も――――
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