夢幻の姫君

新しい環境と出会い

ブラウニング・カンパニーは英語が主だったが、クーは日本支部に行かされた

「私が社長のイアナだ。今日から君は私の娘として生活してもらうよ」

娘… クーは表情を変えなかった。私の家族は健人で十分だと思っていたから。

「まさか、あの【プロジェクト】が成功するとはね。No,398か名前は…」
「クーでいい」
「クー、かそれでは名前が不完全だ。そうだ、クランにしよう。愛称でクーでいいね」
「かまわない」

クーは終始つんけんした様子だった。この社長が気に食わないらしい。


新しいクラン・ブラウニングとしての生活が始まった。
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