夢幻の姫君
「なっ?!」「はぁ?」「「えっ?」」

いない事を話したら、やはり驚きを隠せないようだった。
 怜斗は動揺してノートにコーヒーを溢し、優は持っていた書類を落とし、双子は玩具を置いた。

和哉が真っ先に訊く
「帰ってこないの? ぼくたちのこと、おぼえてないの?」

頷いたら、和哉はビービー泣き出した。それにつられるように隼人も。
 ふたりが泣き疲れて寝た後、話を続ける。

「手紙があるそうだ。全員で見ろと言われた」

3人は手紙を読む。内容は1つでそれぞれに一言書いてあった。

「どうする?」

俺はもう決まっていたが、2人に訊く。
 ふたりは視線を合わせた後、頷きあい言う。

「もちろん」
「探す!!」

その反応に俺は頷いた。 俺達の決意に反応するように、封筒から1枚の紙がヒラリと落ちた。

「なんだ?これ…」

拾って読む。そこには
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