夕陽

暗殺、決行



・・・・・・・・・・

朝。


「ん・・・。」

智咲は重たい体を起き上がらせる。


「ふぅ。よく寝たぁ。
昨日よりは、大分楽になったかな?」

そういって周りを見渡す。

スー、スー。


寝息が聞こえ、下を見ると
沖田が寝ていた。

「うわぉ・・。この寝顔は世のショタコンが
ほっときませんな。」

そういって沖田の頬をつんつんとつつく。


「ん・・・?智咲さん、起きましたか・・・?」

そういって沖田は重たい瞼を開ける。


「うーん。多分こちらの台詞だねぇ。
それより、昨日ずっと一緒にいてくれたの?
なんか迷惑かけてばっかりで本当に申し訳ないよぉ。
今度一緒に甘味処いこ?
奢るからー。」


そういって智咲は笑う。


「じゃあ遠慮なく。
それより、体は大丈夫ですか?
熱は下がりましたぁ?」

そういって沖田は自分の額と
智咲の額をくっつける。



うぎゃわあああああああああっ!
総司さん顔ちけえええええっ


「うんっ!熱はないみたいですね・・・って
顔赤いですよ?まだ安静にしてたほうが・・・。」

「えっ!あっ!だだだっ!大丈夫ですよー。
心配いりません!あ!そうだよ!暑いですよね?!
ここ!物凄く暑いなぁ!多分そのせいだよー。」


そういって智咲は目を泳がせる。
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