夕陽


「ところで、なんでこんなに人が
いっぱいいるんですか?」

智咲が周りを見渡すと、
結構人が勢ぞろいしていた。


「ん。まぁお前の紹介?」

「なんで疑問?!」

「とりあえず智咲君、座ったら
どうかい?」

近藤さんが近くの座布団を指差す。

「はぁい。」


智咲が座布団に座ると、土方さんが
しゃべりはじめる。


「こいつは今日から女中に入る。
今度から交代制で飯作りに来なくていい。
自分の隊にそう伝えておいてくれ。」



一部の人たちが喜びの声をあげる。

・・・原田と永倉と藤堂。



・・・あれ?
私1番隊隊士じゃなかったっけ?
っていうか女中?面倒・・。
ご飯とか家事全般やらないと
いけないんだよね?
あれ?家事とかは一応できるけど?
でもあれ?そんな話聞いてない。


反論したい。あれ?なんか土方さんに
物凄く睨まれてるよ。喋るなってか?!
もう反論は許されないの?!
アレ?なんか涙が出てきそうなんだけど?
だって女の子だもn←


「っていうか智咲男なんじゃないのか?」


はっとしたように原田は言う。


よぉくいった原田ァァァァァ!その調子!
心の中で応援してるよおおお!by智咲!


「心配いらねぇこいつぁ女だ。」


きぁー。やーらーれーたー。
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