夕陽


「起きて起きてよ!置いてくから!
絶対に!8時だよ?!呑気だねぇ!?
さっさとお願いするから起きてよー!」

「うるさいなぁ?起きてるよ。
えっていうか8時?・・・」


「・・・」

「・・・」


「・・・先、行ってるね?」

智咲が玄関を指差して言う。

「え、駄目に決まってるじゃんか。
一緒に遅刻しよう?」

沖田が時計を指差して微笑む。

「ええ?!だってもう8時10分ってありゃ?
・・・7時・・・?」

智咲の顔がどんどん真っ青になっていく。
沖田はどんどん顔が黒い笑みに変わっていく。

「・・・まだ時間があるじゃないですか★」

「お願い悪かったから敬語にならないで!
バックを黒くしないでよ!」

智咲が涙目になっている。

「えー。とりあえずお腹すいたから
ご飯作って?」

沖田が顔をかしげる。
智咲は一気に真っ青な顔から
真っ赤に変わる。

「わわわわ!わかったからあ!
とりあえずご飯作ってくる・・」
ぐうううううううう。

智咲のお腹の音が豪快になる。

「・・・一緒にご飯食べてもいい?」

耳まで真っ赤にした智咲が言う。

「・・・どうぞ?」

沖田が微笑む。

「ありがとお!んじゃあ作ってくるね★」

智咲が台所へ走る。


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智「番外編のくせに長編になりそうだね」

沖「ですねぇ。」

作「だからいったでしょっ!作者の妄想100%だから
長編にでもなりうるんだよっ!」
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