夕陽
「もぉー。どんだけお酒に酔えば気が済むんですかー。
・・・。ていうか、このまま寝かせてもいいんでしょうか?」
沖田は暫し考え、少し閃く。
「んー。仕方ないですけど、
寝間着に着替えさせますかぁ。」
ふぅ、と溜息をついた。
・・・・・・・・・・・・
「ん・・・?頭痛い・・・。」
智咲は朝起きると、2日酔いで痛む頭を押さえる。
「ん?ていうかあれ?
着替えた覚え、ないな・・・。」
何回思考を巡らせても、寝間着に着替えた覚えは
ない。全く。
「・・・まぁいっかぁ。酒で忘れてるんだよ。
きっと!!!」
そう勝手に判断して、今日も女中の仕事に励む。
(いくら思い出そうとしても、思い出せなかったんだよー。by智咲)
(いいんじゃないですか、無理に思い出さなくても。by沖田)