夕陽
「近藤さんってどんな人なんですか?
ちょっと怖そうなイメージがあるんですけど。」
「ああ。
とってもやさしい方ですよ。」
「そうなんですかぁ」
土方が急に止まる。
「ブッ!!!」
智咲は土方が急に止まるので、
ぶつかった。
「痛いじゃないですか!
急に止まらないでくださいよ!!!」
智咲を無視して土方は、
「近藤さん、
土方だ。入っていいか?」
「あぁトシか。入っていいぞ。」
スー・・・
静かに土方は襖を開ける。
近藤さんは、見たところとても優しそうな人だ。
これが、智咲の第一印象。
「近藤さん。
いきなりだが、
こいつ、未来から来たらしい。」
「えええええええええっ?!
未来?!本当なのかトシそれは!!!」
「いや、本当だから言ってんだ。
とりあえず落ち着け。」
「あぁ、すまんかったな。
ところで君、名はなんという?」