夕陽
「えっと、
橘 智咲です。」
「あっはっは。
女子とよく間違えられただろう!
その顔と名前じゃぁな!」
「えぇ、そうですね・・・。」
智咲は苦笑いをする。
実際に今あんたらに男と間違われてるよ!
そういいたい衝動にかられた。
「でも未来からきたのだろう?
働く場所や帰る場所がないのでは?」
「まぁ、そうですね。」
「じゃあここで隊士となるがいい!」
「「「ええええ?!」」」
今度は3人の声が綺麗にそろった。
「近藤さん。
それじゃあ納得がいかねえ。
一回ここの隊士と手合わせしてみてから
決めてはどうだ?」
「うん、
それもいいな。」
「ええええ・・・
本当ですか・・・。
なら、準備したいところなのですが、
袴がありません。」
「じゃあ総司のを借りるといい。」
「わかりました。
智咲さん、ちょっと来てください!」