夕陽



翌日。

朝からみんな慌しい。
もちろん私も、握り飯を作らなければならないため、忙しい。もう一人でもいいから、女中雇えばいいのに!!!


「土方さーん握り飯こんくらいでいいですかぁ?」


通りかかった土方さんを呼びとめ、質問。


「ああ。そんくらいでいいぞ。まったく今日は大事な日だというのに風邪やら怪我やらと・・・。」


そうとういらいらしている様子。


「・・・っなら!私行きますよ!死なないですし!絶対役に立ちますよ!!」


一度はこういうところにいってみたいものだ!


「・・・拒否する。」


「・・・拒否することを拒否します」


「・・・。勝手にしろ」


ふう、と溜息をつきどこかへ行ってしまう。


・・・あでも隊服もってない。猫のコスプレすればいいかなァ。疑問を消し飛ばして、夜のための準備に取り掛かる。



「君の首をー絞める夢をみた♪ある風に揺れるカーテン♪」


・・・軽快な鼻歌とともに。



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