夕陽


タタタタタタタタッ

山南さんの隊服を身につけて、池田屋に向かう。

もうすぐで・・!ここまでくると刀独特のぶつかり合う金属音が聞こえてくる。



隊服が血にぬれないように、どこかへほっぱって、池田屋に乗り込む。

「近藤さん!応援です!一人ですが!!!」





「おお!すまんな!総司が2階で一人だ。助太刀してやってくれ!」


周りにいる浪士をすべてかたづけてから言う。




「了解です!」


急いで2階へ上っていく。



すぱーーん!

襖を思い切り開け放つ。


「ここか!違う!」


すペーーん!

開け放つ。


「ここ?!でも違う!」


ドガァァァァ!

蹴り飛ばす。


「いい加減・・・お!正解!」





そこには倒れて吐血している総司さんと・・・見覚えのある爽やかな青年がいた。
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