夕陽



遺伝・・・・・。

お母さんの胸・・・。


必死で記憶を手繰り寄せる。






「私のお母さんの胸は魅力的だったはず!!」


「知るかそんなの。貧乳は貧乳らしくしてればいいと思うよ。」


ゲシッ


「ぐえ。」


「とりあえずー!私のお母さんの胸はダイナマイトでしたっ!」


「・・・へー。」


平助は溜息を吐いて、どこかへ行ってしまいました。



うーん。たった一つの希望が・・・。



「・・・どうしたものか・・・。」



「・・・何を悩んでいるんですか?」


「ぎゃああああッ!」


背後に総司出現!


「人を怪物みたいにいうのやめてくださ」

「・・・総司は!!胸大きい人のほうが好き・・・?」




・・・・・しばし沈黙。


5分くらい経って、ようやく総司が答える。


「・・・まぁ。そういうのにはこだわりはしませんよ?」


「・・・・!!!じゃ、じゃあ胸の小さいひとでもいい?!」


「貧乳ですか?」


「禁句!」



なんでこう人が気にしていることをずばりというもんですかね!
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