夕陽
「とにかく、その・・・胸の小さい人でも大きい人でも、関係ない・・・と?」
「ええ。そうですよ。たとえ惚れた人がどんなに貧乳であろうが、私は構いません。」
にこり、と笑う総司。
あれ、遠まわしにお前は貧乳だっていってない?
でもひとつだけ確認。
「・・・山崎みたいに貧乳好きじゃないよね?」
「・・・殺しますよ?」
「・・・すいませんでした。」
「そうやで!数少ない貧乳好きを馬鹿にしたら許さんで!」
背後に山崎出現。
どがぁっ!
回し蹴り。
しかし山崎は避けて、柱に当たる。柱が折れる。
「・・・。」
「・・・。」
「・・・柱壊れかけてたね。」
「・・・そこ、前土方さんが壊して直されたばっかのとこですよ。」
「・・・柱、こないにもろかった気せぇへんのやけど。わいでもこないにできひんで。」
「私が山崎を想う気持ちの表れだよ。」