夕陽
「とりあえず、山崎。着付けしてやれ。」
土方さんが顔を伏せていった。ん!まさか照れているのかな?!
「土方さん照れてるの?顔伏せてる~珍しい!」
「あほか。こんな幼児体形に照れるか。自分の格好を見てみろ。」
「んなー!幼児体形って!!」
「智咲さん今の格好色気ありますね」
総司がニコニコ笑顔で・・・
一回自分の格好をみる。
平助の血だらけの羽織は脱ぎ捨て、さっき着ていた着物ははだけて・・・丁度いい感じで肌が露出している。
「うぎゃあああ!!」
手で体を覆う。
「山崎こいつ連れてけ」
「御意。智咲~おいで~」
「うん」
山崎に手を引かれて、違う部屋に向かう。
着替え中。
「智咲は、無理しすぎや。もうちょっと自分に甘く!先輩からの助言や。」
「うい。」
「ていうかせっかくあげたクナイ使ってへんやろ?」
「あ゛。忘れてた。」
ぽかっ
「いたっ」
「明日はクナイの練習や。わいは丁度明日休みや。」
「やさしくお願いします。」
「容赦はせんで?・・・さ、終わった。」
「うわぁ!ありがとう山崎!」
「ちゃう!山崎さんまたはお兄ちゃんと」
「山崎さん!!」
「・・・ッチ」
着付けが終わると、外で待っていたみんなと一緒に屯所へ戻った。