夕陽
「まぁ、そんなこたぁ最初から知ってらァ。」
「じゃあ、なんで・・・」
「自分にケジメをつけるためだ。いつまでもズルズルと引きずっているつもりはねぇ。」
「あら、意外と男らしいのネ」
口に手をあてて、どこかにいそうなオネェポーズ。
「その言い方うぜーんだけど」
「むふふ。今宵かぎり私はオネェになってみせっ」
ごちん!
「い゛・・・ごめんなさい」
「それでいい。」
「あ、それと土方さん、私、今から心臓一突きして自害する!」
「・・・は?」
懐からクナイを取り出して、心臓の位置を確かめている。
「ちょっと部屋汚れるかもだけど・・・我慢してね゛!!」
一気に、一突きして。
床に倒れる。
「ちょ、おい・・・!」
「ひじかたしゃ・・・クナイ抜いてぇ・・・ッ」
真っ青な顔をして苦しそうにしている。恐らく、クナイを抜かないと復活できないのだろう。
一気にクナイを抜く。
「・・・・ふぅぅ。ふぁぁーすっきりしたぁ。ていうか痛かったぁ。」
ぶんぶんと肩を振り回したりしている。