夕陽
「うわぁー熱い・・・。」
今の季節は、夏。真夏。8月。ど真ん中。
あれから右目も肩も治った私は、みんなにどうしたのか聞かれた。
まぁ、いろいろと話をはぐらかせておいたけど。
女中の仕事も進まないまま、廊下でぐだぐだしている。
「うげぇ熱い。こういうときは近くにある湖で水浴びに限るな・・。」
丁度見回りを終えた左之が平助としんぱっちーで廊下を歩いていた。
「だねぇ。土方さんに許可もらってこよぉ・・・」
「だな。」
左之は走って副長室に向かった
「・・・!!ねーねーしんぱっちーたちは湖にいくの?!当然私も行く!!」
「・・・智咲まで?」
突如あらわれた私に驚く平助。しんぱっちーはここら辺で出てくるだろうとの予測はしていたらしい。うん、ベテランだな。(何の)
「でもよー。智咲はどうやって水浴びするんだ?」
しんぱっちーは首をかしげる。
「よくぞ聞いてくれました!まー面倒だからついてからのお楽しみ」
何を着ていくかって?もちろん、スク水ですよ。
左之が戻ってきた。
「おー。水浴びしてこいってさ!」
「いやふぃーーー!!!」
まっさきに声をあげたのは、私。