夕陽
「んじゃあどっちが上になるか決めてー」
「ちなみにビリの組はどうなるんだ?」
「どうしますか、副長」
左之の質問にどうしようもないと感じたのか、平助は土方さんを頼る。
「んじゃ一週間一位の奴のいうことを聞く。」
「「「「・・・・」」」」
「・・・智咲、負けにはならないように・・・」
斉藤さんの目が少しだけ輝いている・・・。
「がんばります!って私上でいいですか?」
「いい。」
「ありがとうございます!」
うおっしゃー絶対に負けてたまるか・・・。斉藤さんの希望のためにも・・・。
みんながぞくぞくと騎馬を作り始める。
うわ土方さん上だ。意外・・・。
「智咲。乗って・・・」
「あ!今のります~」
屈んでいる斉藤さんの背中を上って、肩に乗る。
「うわぁ、高い!!」
「・・・。(柔らかい・・・)」
平助も上だ。・・・当たり前か。左之担げそうにないし。