夕陽



おや。総司としんぱっちーがもめてる。


じゃんけんし始めたし。あ、総司さん勝った。



「んじゃあ用意はいい?・・・はじめ!!」



平助の一声でみんなの目が変わる。



「まずはひ弱そうな平助を狙う!行きましょう斉藤さん!!」


「・・・御意」


「うわァァァァ!!」


「え?!」



平助のところへ斉藤さんが走る。水中だろ水の抵抗とかあるだろなんで普通に走ってんだよォォォ!


こえええ!スピード出すぎでしょおおお!




「うえええい!どうにでもなれ!」


「・・・あんまり舐めないでよね!」


ガシッ


平助と取っ組み合いになる。


「いやー智咲お前最近太ったんじゃね?」


むにっ


平助のしたにいる左之が私のおなかのぜい肉を掴む。


「ぎあぁぁ?!ふざけんな原田死ねェェェェ!!」


平助から手を離し、腹を隠す。


「よっしゃ取ったァァァ!!」



屈んだ隙に、平助が私の頭の鉢巻を取る。



「ちょ、卑怯ォォォォォォ!!!」





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