夕陽



とさッ



総司が私を押し倒す。


「明日は、出かけようね。いきたいところがあるの。」


「・・・でも今日は、寝かせませんよ。」


「うん。」



耳元で低く囁く声が、愛おしい。





総司の背中に腕を回す。












私たちはお互いの存在を確かめあうように、何度も肌を重ねあった。













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