夕陽



「うぅぅぅーーッ腰いたぁい!!」


朝。


結局寝れなかった。でも、それでもいい。




「大丈夫ですか?」



「大丈夫じゃないぃ~!!そ、総司、私が初めてって知ってるでしょ?それなのに何回も・・・いち、に、さん、し、ご・・殺す気?!」


「そういうつもりはありませんよ?」


「うわぁー」


「最初誘ったの智咲さんじゃないですか。」


優しく総司は私の頭をなでる。


「でも、そうだけど・・・優しくくらいしてくれたってぇ・・・」



「智咲さんの可愛い声を聞いてたら、優しくなんてできなくなりました。」


「うひゃあッ恥ずかしいからやめてぇ!!」



夜の思い出が、頭に残っている。



ああああ、恥ずかしい。



「智咲さん、朝餉食べに行きましょう?それと、土方さんに休みとりにいきましょう?今日は出かけるんでしょ?」



「そうだけど!腰が痛いの治らないぃぃ!」


「ていッ」

「ぎゃあああああッ!!」



総司さんが私の腰をチョップする。




でも、軽くなった。腰が!





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