夕陽
原田の誘いに、智咲は断る。
「だってはらだしゃん、
うちにぜってぇまけるっしょ?
かつときまってる勝負なんてぇ、
しないにきまってんじゃんよぉ!!」
呂律が回っていないが、
はっきりと自分が勝つといっている。
「へぇ?!
やってみなきゃわかんねぇよ!
そうれともそうか?
負けんのが怖いのか?」
原田が智咲に挑発する。
「はぁぁぁ?!
なめんらないよぉ!
うちはすごいれ?
一回敗北感味わわせてやるぁ!!」
易々と挑発に乗る。
「へっ!
そうこなくちゃな。
おい、一升瓶の酒、用意しろぉ!」
原田が叫ぶ。
「えへへー、
上等だコラァ!
しりかたしゃん、
しんぴゃん頼む!!」
「誰が尻方だコラァァァァァア!!!!」
「いいじゃんよぉ、尻方でも、
土方でもぉ・・・
用意どんで始めるら!!」
そういいながら智咲は酒のたっぷりはいった
一升瓶を手に持つ。
続いて原田も持つ。
「では・・・用意、
はじめ!」
土方の合図でスタート。
グビグビグビグビッ
圧倒的に智咲が原田と差をつける。
「終わったァーーーー
えへへ、はりゃだしゃんのまけぇ。」
「ちくしょーーッ
もう一回勝負ダァァアッ」
原田がもう一回勝負を仕掛ける。
「もぉ嫌らぁぁぁぁぁっ
お前なんて腹踊りと一緒に
(放送禁止用語)も一緒に(放送以下略)しちゃえぇぇっ!!」
「んだこらぁぁぁっ
えぇ、やったるよ!
(以下略)も一緒に踊ってやんよぉーーーっ」
原田と智咲二人して放送禁止用語を叫び続ける。