夕陽
大阪といえば食い倒れ
・・・・・・・・・
智咲と芹沢が会談中。
「・・・智咲さん、大丈夫ですかねぇ。」
「ああ。芹沢一派に入らなければいいが。」
沖田と土方は智咲を心配していた。
「芹沢さんは勘が鋭いですからね。
智咲さんが女だってばれなきゃいいんですけど。」
「あぁ。そうだな。もしばれたら
智咲はここを追い出されかねない。」
益々心配の要素が増えてしまった沖田と土方。
「まぁ考えるだけ心配することが
増えてしまう。こういうときは趣味にすがるのが
1番だ。」
そういって土方は部屋を出て行く。
「土方さんの趣味の句集、
下手でしたよね。」
沖田がボソッと呟く。
スパーーーンッ
「んだとこらァァァァァァァッ」
青筋を浮かべた土方が障子を思いっきり
開け放つ。
「ちッ聞こえてたか。」
沖田の舌打ち。
「おめぇきこえてんぞォォッ!
総司だろうと容赦しねぇぞ?!」
「いいえ、いいえ。
違いますよぉ。
別に土方さんのことじゃぁ、
ないですよ??」
そういって沖田は首をかしげる。
わざとらしく。
「てぇめぇ、余計腹立つんだよ、
その仕草!」
土方の青筋が増える。
スーッ
「ただいま戻りました!」