夕陽

・・・屯所・・・


「やっぱりか・・・」

土方が額に手を当てている。

「題、悩む人。
まさにこういえるね、
土方さん。」

智咲が笑いをこらえながら言う。

沖田がそれをみて笑い出す。

「アハハハハハハッ!
いえてますよ、智咲さん。
まさに土方さんですね」

「てめぇ・・・
ていうか何で俺にだけ敬語じゃないんだ!
普通敬語ぐらい使えよ
この野郎ォォォォッ!!」


土方が青筋を浮かべている。


「大体なぁ、お前らが悪いんだろ?
まあこうなると思っていたが。
本当は明日の朝大阪に向かう。」

「「・・・・」」

土方の言葉に智咲と沖田は
黙り込む。


「やっぱり土方さんは私達の努力を知らなかった!
子の努力親知らず!
最低!最悪だぁぁぁ!」

「そうです!
土方さんは私達の努力をしらなさすぎです!」


智咲と沖田は土方に八つ当たり近いものをする。

「うるせぇぇぇぇぇぇ!
普通親の努力子しらずだろォが!
しかもおめえらの親なんぞになった覚えは
ねぇよ!
オラ!文句ばっかいってねーで
さっさと明日の用意してこい!」

土方は青筋をいつもより多く浮かばせながらいう。
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