夕陽
「うぅぅ・・・
足疲れたー。
さっさと寝よ。」
智咲は皆が寝たのを確認すると、
羽織りを着て眠りにつく。
その日は一日中歩いたせいか、
すぐに寝ることができた。
・・・・・・・・・・・
「智咲さん、起きてください。
もう出発しますよ。」
沖田が智咲をゆする。
「う・・?
あ、今起きました。」
ぱちっと目を開ける。
「でも、いつ着くの?
昨日結構歩いたよね?」
「うーん。
今日のお昼には着くと思いますよ。」
「本当っ?!
さっさといこう!」
そういって智咲は立ち上がる。
「では、みんなが待ってます。」
「はぁい!」
沖田と智咲はもう歩き始めている
皆の後を追う。