夕陽
・・・・・・・・・・
朝!
「ふぉわーぁ!
よく寝たね!うん!今日は非番だよ!
テンションがぁー高くなるぅ♪」
歌いながら智咲は布団を片付ける。
「ニャー。」
白い猫が押入れの中に入っていた。
首には赤いリボンと鈴がついている。
ビクッ!?
一瞬痙攣をおこす智咲のち、
「ね、猫!猫猫猫!!
きゃわぇぇぇぇええええ!
だ、誰が持ってきたのかな?!
総司さんだよねっ!
ささささっ!触っていいかな!
ほーらおいで!」
叫ぶ。
「にゃぁぁ。」
そういって猫は差し出された智咲の手を。
・・・・噛んだ。
「いたぁぁぁぁ?!
んだこの白猫ちゃん?!
凶暴じゃまいか!!
うぇええ。まさかなついてくれないの・・・?
泣いていい?泣いちゃっていいかな?!」
そういって涙目になる。
「にゃぁぁ。」
気づいたら猫は声はするが、
姿は見えなくなっていた。
智咲は布団を片付け終わる。
「あちゃー。
猫ちゃんどこいっちゃったんだろ?
ま、いいや。暇だから土方さんのとこ
いってこよー♪」
そういって智咲は立ち上がる。
チリン♪