私の隣のキミ
そんなとき、目の前にかわいい小さな女の子が来た。

「??」

「あなた、1Cの子だよね??」


いきなりのことにびっくりしながら頭では「ナンパ!?いや・・・女の子か!」
とかわけのわからない一人ぼけ突っ込みをしていた。

「うん・・・」

「アタシ、村松咲羅」

「ム」ってことは出席番号は後ろのほうかな?
昨日の出席とるだけに入った真新しい教室を思い浮かべながら話した。

「え・・・?あんな所に女のこいたっけ?」

私たちの学校は男女比が2:1
そして、昨年できたばっかりの学校はまだまだ人気はなくて入学者数も75人ほど。
だから私たちのクラスには6人の女子しかいない。
だから(?)女の子は顔は一応把握しているつもりだったけど、私は覚えていなかった。

「(苦笑)」

「多分、隣の席の子が大きい子だから見えなかったのかな?(汗)」

ちょっと苦し紛れの弁解。

「えっと・・・あなたの名前は??」

あ・・・言ってなかったや

「青海侑凛波っていいます。」

「セイカイユリナ?」

「うん。青い海って書いて青海」

「珍しい名前だね~」

「よく言われる~」(笑)
そんな話をしながら私たちは学校へ向かった。

これが私と咲羅の出会い。
最初はナンパなんて言っちゃったけど、これはこれで私たちらしかったのかな??



< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop