送信ボタンが押せなくて
だからかもしれない。
たった一瞬だからこそ、指一本で出来るからこそ、躊躇ったのだ。
僕の中ではそんな簡単なことじゃない。
後悔。
後悔。
後悔。
もう一度あの時に戻れたら、僕は送信ボタンを押せていたのだろうか。
送信ボタンを押せていたとしても、幸せになるとは限らない。
だけど、どうせ後悔をするのなら押せばよかった。
今更後悔してもどうにもならないのに。
送信ボタンが押せなくて、僕は一生の後悔を背負うことになった。
そんな、深い深い後悔の話。
迷ったら踏み出そう。