きっと、これは恋になる
「え、冗談ですよね…?」
「本気だけど…」
だって、律先輩だよ?
みんなの憧れの律先輩。
テニス部の元部長さんで
全国大会にも出て活躍しちゃって
そしてルックスもよくて
成績も常にトップクラス。
学園内で知らない人はいないだろう。
そんな先輩がどうして私に?
…なんて思ったけど忘れてた。
私のこと好きになる人なんていないし
先輩もきっとお姉ちゃんのことが好き。
だから私に近づいて来たんだ。
でもいつもお世話になってるし
先輩なら別に問題ないし
むしろ協力してあげたいかも…
そう思った私は
「いいですよ?」
と先輩に答えた。
すると先輩は
「本当に?めっちゃ嬉しい。」
そう言って先輩は笑った。
そして私たちは付き合い始めた。
このときはまだ
先輩のことを好きになるなんて
そんなこと思ってもなかったんだ…