虹色パレット
「ちょ、いきなり何ですか。キモッ」


「朝、酷いこと…」


「そんなのいつものことでしょーが。今更ですか。あぁ、土下座でもしてもらわないと…」


…なるほど。

俺は蒼空を担いで、使っていない部屋へと運んだ。


お仕置きターイム。


「ギャアアア!離せェェェ!」


「縛るぞ」


「SMプレイ希望なら、そういうお店へどうぞ」


金かかるだろ?
お前なら、タダだし。


俺は蒼空の首筋に舌を這わせて、印をつけた。

4つ5つと、首から鎖骨に、胸や腕、背中にも太股にも…。


その度に、蒼空は鳴く。


指を噛んで、堪えていた。


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