虹色パレット
離さないって決めたはずなのに。
『笹河さんはガキですよね』
あいつの言う通り、俺はいつまで経ってもガキだった。
悔しさと悲しさが混じりながら、阿波のいるビルに向かった。
……こんなとこで、私情は禁止だよな。
蒼空の記憶を振り払って、ビルの中に入った。
俺が今、やるべきことは…。
阿波を倒すことだけ。
懐に隠してある…使いたくはないが、一応持ってきた拳銃。
これを使わないことを祈るしかない。
「おい、誰だ、てめぇ」
「あ?てめぇらの親玉が知ってるよ」
さぁて、派手に喧嘩しちまおうか。
全員、無事に帰らせねぇからな。
何となく、ポケットの中のナイフをギュッと握りしめた。
『笹河さんはガキですよね』
あいつの言う通り、俺はいつまで経ってもガキだった。
悔しさと悲しさが混じりながら、阿波のいるビルに向かった。
……こんなとこで、私情は禁止だよな。
蒼空の記憶を振り払って、ビルの中に入った。
俺が今、やるべきことは…。
阿波を倒すことだけ。
懐に隠してある…使いたくはないが、一応持ってきた拳銃。
これを使わないことを祈るしかない。
「おい、誰だ、てめぇ」
「あ?てめぇらの親玉が知ってるよ」
さぁて、派手に喧嘩しちまおうか。
全員、無事に帰らせねぇからな。
何となく、ポケットの中のナイフをギュッと握りしめた。