虹色パレット
考えていると、さっき俺を撃った男が阿波の隣にやってきた。


「もう、こいつに関われば…俺達の命がなくなります!」


「わかってる…だが、今更………笹河」



「…あ?」



いきなり俺を抱えて、どこかへと連れていこうとする。



「何しやがんだ!」



「…終わりだ。今からうちの医者使って手術だ」



意味がわからない。


何で助けるんだ?

お前ら、さっきまで俺を…。



「話なら、手術した後だ」



そこで意識を失った。

親父が俺をどうにかしようとしているらしい。


今更、何でこんなマネを?


まぁ、認めねぇ。
あいつが親だなんて…。



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