虹色パレット
すぐに組長は寝てしまった。
俺は、起こさないようにそっと抜け出して、リビングに戻った。
「紀一」
「あ、慶。遅かったね」
「そうでもないだろ。つか、こいつら起きないの?」
「起きないよ」
何の用でここにいんだよ。
人ん家で酔っ払って、怪我したり、欝みたいになったり。
何なの、こいつら。
溜息しか出ない。
俺が教師になってから、今まで以上に面倒なことが増えた……気がする。
俺は、起こさないようにそっと抜け出して、リビングに戻った。
「紀一」
「あ、慶。遅かったね」
「そうでもないだろ。つか、こいつら起きないの?」
「起きないよ」
何の用でここにいんだよ。
人ん家で酔っ払って、怪我したり、欝みたいになったり。
何なの、こいつら。
溜息しか出ない。
俺が教師になってから、今まで以上に面倒なことが増えた……気がする。