Strawberry & Nightsing

「ねぇ、藤矢くん…。えっと、……何か…あった…んだよね…?」



「あー…まぁ…うん…。そのー…」



「あ、言いたくないなら、ムリして言わなくてもいいんだよ?辛い時にムリして笑わなくても…いいんだよ?」






だから辛いのを隠したりなんかしないで…。







私はそっと、藤矢くんの頬に手をおいた。








「…ありがとう…撫子…。でも、大丈夫だ。撫子の歌、聴いたから」





そう少し微笑んで、藤矢くんは話始めた。

< 32 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop