Strawberry & Nightsing
「ねぇ、藤矢くん…。えっと、……何か…あった…んだよね…?」
「あー…まぁ…うん…。そのー…」
「あ、言いたくないなら、ムリして言わなくてもいいんだよ?辛い時にムリして笑わなくても…いいんだよ?」
だから辛いのを隠したりなんかしないで…。
私はそっと、藤矢くんの頬に手をおいた。
「…ありがとう…撫子…。でも、大丈夫だ。撫子の歌、聴いたから」
そう少し微笑んで、藤矢くんは話始めた。