BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
シャワーの音が止まるとあたしはコーヒーを煎れて弘さんが出てくるのを待った。





「起きたのか?」


「はい、コーヒーいれましたけど」


「ああ」





バスローブのままソファーに座った弘さんの前にコーヒーを差しだした。



あたしも横に座ってコーヒーを一口飲んだ。






「雪乃」


「はい」


「昼前にタクを来させるからどこか遊びに行ってこい。買い物でも映画でも」





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