BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
知り合いなのにこんなに嫌がるあたしを見てタクさんは男に言ってくれた。





「おっさん、目障りだ。消えろ。もう二度と雪乃さんの前に現れるんじゃねぇぞ?次はただじゃ済ませねぇぞ」


「キミには関係ないだろ?失礼な男だな。僕は雪乃の父親だぞ」


「はぁ?」





タクさんの驚いた声が店中に響き渡った。



そりゃ、当たり前の反応だよね。



父親をこんなに嫌がるなんて思っていないだろうし。





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