BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
「雪乃、今日中に連絡してきなさい。してこないとどうなるかわかるね?」





父親はそれだけ言うと店から出ていった。



まだ震えるあたしにタクさんは心配そうに肩に手をおいた。





「大丈夫っすか?とりあえず店から出ましょうか?荷物取ってきますね」




そう言って、あたしの鞄を取ってきてくれて店を出て車に乗り込んだ。



今さら、父親に捕まってしまうなんて。



このまま弘さんと幸せになれるかなって思ってたのに。





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