BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
「高校も大学行かせてくれるって言う約束だったし、施設にも多額の寄付金をくれるってなって、あたしは上條の養女になったんです」





大学なんか無理だと思ってたしちょっとは欲が出たあたしもいた。



施設の園長先生は寄付金に目を輝かせて、何とかあたしを養女に行かせようと必死だったし。



そんなことが重なってあたしは養女になる決意をした。





「最初は養女になって良かったって思いました。上條の家は両親とも優しくしてくれたので…」





今まで食べたことのない高級な食べ物を食べたり、ブランドの服とかも着せてもらったりした。





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