BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
目を閉じて、覚悟を決め直していた。





「雪乃!やめろ!」





えっ?

空耳?


今の声、弘さんの声に聞こえた。



こんな早い時間に帰ってくるわけがないのに。






「雪乃…やめてくれ…」




やっぱり弘さんの声だ。





< 256 / 370 >

この作品をシェア

pagetop