BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
「そうだな。『はい』と『ごめんなさい』と『ありがとうございます』ばかりだったな」


「そうなんですか…暗い性格だったんですね」


「暗いわけじゃないけど、気を使ってたんだろな」


「えっ?」






弘さんは『もう話は終わりだ』って意味もこめてあたしの口をキスで塞ぐ。



この2ヶ月、弘さんはキス以上はしてこない。



あたしのことを思ってだとはわかってるけど、抱かれてみたいって思うの。





< 287 / 370 >

この作品をシェア

pagetop