BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
正体なんか明かしたらハヤトが何かするかもしれないよ。



名刺を見た途端、ハヤトはあたしの腕を離した。



それに何か固まってるし、どうしたんだろ?





「じゃ、雪乃、行こうか」


「は、はい」





あたしは背中に手を回され押されるように店の中に入った。






「あの、ありがとうございます。巻き込んでごめんなさい」


「それはいいから荷物取ってこい」






< 70 / 370 >

この作品をシェア

pagetop