メガネ男子が好き。


来た。

恐れていた展開。


本当にこんな展開ってあるんだ、と

自分の中の冷静な部分が反応する。




私なんか口説いて何になるのか不思議でたまらない。


「暇なら遊ぼ。
ね?
別に手出さないし!」


そう言って彼は
自分の手をひらひらと
舞わせた。




軽い。


この人、



物凄く軽い。




私が小さくため息をついたその時だった。




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