メガネ男子が好き。





「あ、演奏終わった?」







綺麗な声だった。



「もうそろそろかと思って待ってた。」







この声


知ってる。


私の体全体が

どくん、と揺れた。





「すみません、
俺の知り合いなので

失礼します。」





それが合図の用に
彼は私の手を引っ張って

barを出た。


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