あひるの仔に天使の羽根を
・久遠
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目の前で、久遠が…刹那が、あたしとの"永遠"を拒絶した。
折角、あたしは彼と共に生きようとしていたのに。
あたしなんかいらないと、辛辣に突っぱねられた。
2つあった"永遠"は。
1つはあたしが切り捨て、1つは相手に拒絶され。
"永遠"は――消えてしまった。
その喪失感、その虚無感に、ぽっかりと胸に大きな穴が開いて。
居たたまれないほどの寂寥感がそこから流れ込んできた。
"永遠"が無くなったら、あたしはどうすればいい?
あたしは何を拠り所にすればいい?
あたしは。
いつも逃げてばかりいて。
結果、多くの人を傷つけ苦しめてきた。
だから、逃げたくない。
はいそうですかって、諦めたくない。
例え久遠に嫌われても、例え刹那に拒絶されても。
必要ない存在だと、唾棄されても。
逃げずに立ち向かい…追いかけないといけない。
"永遠"が消えたのなら、創り出さないといけない。
白皇の狂気に…毒されてしまったのかな。
久遠の言う通り…責任や罪悪に近いものかも知れないけれど。
だけど、"好き"には変わらないから。
あたしが狂わせた皆の人生を、あたしの人生を持って、少しでも償っていきたいと思うから。
あたしは――残るの。
"永遠"を真実とするために。
目の前で、久遠が…刹那が、あたしとの"永遠"を拒絶した。
折角、あたしは彼と共に生きようとしていたのに。
あたしなんかいらないと、辛辣に突っぱねられた。
2つあった"永遠"は。
1つはあたしが切り捨て、1つは相手に拒絶され。
"永遠"は――消えてしまった。
その喪失感、その虚無感に、ぽっかりと胸に大きな穴が開いて。
居たたまれないほどの寂寥感がそこから流れ込んできた。
"永遠"が無くなったら、あたしはどうすればいい?
あたしは何を拠り所にすればいい?
あたしは。
いつも逃げてばかりいて。
結果、多くの人を傷つけ苦しめてきた。
だから、逃げたくない。
はいそうですかって、諦めたくない。
例え久遠に嫌われても、例え刹那に拒絶されても。
必要ない存在だと、唾棄されても。
逃げずに立ち向かい…追いかけないといけない。
"永遠"が消えたのなら、創り出さないといけない。
白皇の狂気に…毒されてしまったのかな。
久遠の言う通り…責任や罪悪に近いものかも知れないけれど。
だけど、"好き"には変わらないから。
あたしが狂わせた皆の人生を、あたしの人生を持って、少しでも償っていきたいと思うから。
あたしは――残るの。
"永遠"を真実とするために。