あひるの仔に天使の羽根を
・荒廃 煌Side
煌Side
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どうしてどうして俺じゃない?
どうしてどうして玲なんだ?
俺の手をとってくれなかった芹霞。
俺を拒んだ芹霞。
嫌でも再現される場面。
芹霞は――
俺を追いかけてこねえ。
俺の処には来てくれねえんだ。
こんなにこんなに、芹霞を求めているのに。
こんなにこんなに、好きで仕方が無いのに。
強制終了…されたのかよ。
終わらせられたのかよ、俺の想いは。
「痛ぇ……」
気づいたら、俺の胸からは血が流れ、服に染みていた。
無意識に痛む胸に手をあてた手は、爪をたてていて。
肉に到達寸前で、現実に帰った。
痛えよ。
凄い痛えんだよ!!!
「――うあああああ!!!」
俺は身体を仰け反らせて叫ぶ。
まるで手負いの獣のように。
心に荒れ狂う芹霞への想い。
治まらない。
止める方法があるなら教えてくれ。
意識が心の痛みにぶっ飛びそうだ。
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どうしてどうして俺じゃない?
どうしてどうして玲なんだ?
俺の手をとってくれなかった芹霞。
俺を拒んだ芹霞。
嫌でも再現される場面。
芹霞は――
俺を追いかけてこねえ。
俺の処には来てくれねえんだ。
こんなにこんなに、芹霞を求めているのに。
こんなにこんなに、好きで仕方が無いのに。
強制終了…されたのかよ。
終わらせられたのかよ、俺の想いは。
「痛ぇ……」
気づいたら、俺の胸からは血が流れ、服に染みていた。
無意識に痛む胸に手をあてた手は、爪をたてていて。
肉に到達寸前で、現実に帰った。
痛えよ。
凄い痛えんだよ!!!
「――うあああああ!!!」
俺は身体を仰け反らせて叫ぶ。
まるで手負いの獣のように。
心に荒れ狂う芹霞への想い。
治まらない。
止める方法があるなら教えてくれ。
意識が心の痛みにぶっ飛びそうだ。