ロゼッタ
食事を終え、風呂も借りてから、俺達は明日からの準備を始めた。
衣服や食料、その他必要不可欠なものを荷造りしていく。
その中には、4丁の拳銃がある。
「…こんなものも必要なのか、?」
拳銃を見つめながら、ローズは悲しそうに俺に問い掛けてきた。
「あぁ。お前らにはこれを1丁ずつ持っといてもらう」
そう言って俺はローズと椿に拳銃を1丁ずつ渡す。
椿は政府の人間だからか、俺から素直に拳銃を受けとった。
けれどローズは何か引っ掛かる点があるようで、なかなか拳銃を受け取ろうとはしない。
確かに、こんなに若い少女に拳銃を握らせるというのは、些か気が引ける。
そう考えていたところで、ローズが再び口を開いた。
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