ロゼッタ

3 合流




***



あれからしばらく車を走らせる。
そろそろガソリンもまずくなってきたし、日も落ちてきた。


「ローズ、今日泊まるとこ探すぞ」

「ん?あぁ」


そうして辿り着いた町は、何だか温厚そうな町だった。
俺は車を適当なガソリンスタンドに駐車し、預かってもらうことにした。

それからローズと歩く。


「なぁ、ヒイラギ。泊まる宛てはあるのか?」


ローズが俺の服の裾を掴み、俺を見上げながら言う。
俺は、俺の服の裾を掴むローズの手をとった。


「あぁ。ここには俺の幼なじみがいる。そいつの家にでも泊まらせてもらう」

「…そうか」


ローズは少し不機嫌そうな顔になった。
どうしたんだ?と考えている間に、その幼なじみの家に到着した。





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