音楽のある世界へ(仮題)
たった一度の体験で
まるで周囲の空気まで
変化したみたいに感じる。
気のせいだろうか。
夏休みの課題は依子から写させてもらい
バッチリクリアしていたが、
それにしても、
新学期二日目から授業だなんて、
ついてない。
せめて一週間くらいの
インターバルは欲しいものだ。
ひさしぶりに
ビッチリと四時限の授業を終えると
完全にヘトヘトになっていた。
学歴偏重社会も
いい加減にして欲しいものだ。
と、こぼしたくなる。
ぐっと背伸びして
授業終了の余韻にひたっていると、
「なぁ、サボリマン」
と、前の席の田島が
ニヤついた顔で話しかけてきた。
「なによ」
「さっき聞いた情報なんだけど
A組に転校生が入って来たんだってよ」
「へぇ」と
大して興味無さそうに答える瞬。
「あれ、歓心ないんだ……」
無いよ、バカか田島
それがすっごい可愛いらしいぜ」
「へぇ」
俺も昨日、可愛い子に会って
ホテルに行ったんだぜ、
と、
言ってやりたかったが、
やめた。
「それが北川景子に似てるってw
いや、それ以上に可愛いってさ」
「それ、誰よ」
瞬は芸能関係、とくにアイドルや
女優にはうといのだ。
「おまえ、マジか、話しになんないな」
「だって、知らないもん
そもそもA組の女子なんて接点無いし、
そんなに可愛いなら、もう売約済みだろ」
田島くん
鏡見てみろよ
そのコジラなみのニキビ面。
北川景子か
竹下景子だかは知らないけれど、
どっちにしても
キミとは関係ないんじゃないのか?
「はぁ、夢の無いことを言うね」
「あぁ……」
また、
昨日のことを生々しく思い出してしまった。
なんで連絡先すら
聞かなかったんかなぁ。
あぁ
自分のバカさ加減に腹がたつよ。
まるで周囲の空気まで
変化したみたいに感じる。
気のせいだろうか。
夏休みの課題は依子から写させてもらい
バッチリクリアしていたが、
それにしても、
新学期二日目から授業だなんて、
ついてない。
せめて一週間くらいの
インターバルは欲しいものだ。
ひさしぶりに
ビッチリと四時限の授業を終えると
完全にヘトヘトになっていた。
学歴偏重社会も
いい加減にして欲しいものだ。
と、こぼしたくなる。
ぐっと背伸びして
授業終了の余韻にひたっていると、
「なぁ、サボリマン」
と、前の席の田島が
ニヤついた顔で話しかけてきた。
「なによ」
「さっき聞いた情報なんだけど
A組に転校生が入って来たんだってよ」
「へぇ」と
大して興味無さそうに答える瞬。
「あれ、歓心ないんだ……」
無いよ、バカか田島
それがすっごい可愛いらしいぜ」
「へぇ」
俺も昨日、可愛い子に会って
ホテルに行ったんだぜ、
と、
言ってやりたかったが、
やめた。
「それが北川景子に似てるってw
いや、それ以上に可愛いってさ」
「それ、誰よ」
瞬は芸能関係、とくにアイドルや
女優にはうといのだ。
「おまえ、マジか、話しになんないな」
「だって、知らないもん
そもそもA組の女子なんて接点無いし、
そんなに可愛いなら、もう売約済みだろ」
田島くん
鏡見てみろよ
そのコジラなみのニキビ面。
北川景子か
竹下景子だかは知らないけれど、
どっちにしても
キミとは関係ないんじゃないのか?
「はぁ、夢の無いことを言うね」
「あぁ……」
また、
昨日のことを生々しく思い出してしまった。
なんで連絡先すら
聞かなかったんかなぁ。
あぁ
自分のバカさ加減に腹がたつよ。