音楽のある世界へ(仮題)
午後七時の田園都市線は混んでいた。
車内のクーラーは効いているのかわからないほど、
ムシムシしていた。
つり革につかまりながら依子が口を開く。
「ねぇ、夏休みになんかあったの」
ドキリとした。
「えっ、どうしたん いきなり」
「なんかかわったよね」
「いやぁ 気のせいじゃないの? 」
「ふ~ん、あやしいけど。まっいいか」
依子の指摘はいつも鋭い。
「ふ~ん」
それにしても、女っていうのは細かい部分を気にするのか。
勘がするどいとでも言うのか。
いや、それとも依子だけなのか。
そうこうしているうちに地下鉄は桜新町駅についた。
依子の自宅は桜新町から歩いて5分くらいだ。
「じゃまた明日ね、さぼらないでよ」
「わかってるって」
プラットホームを歩く姿勢のいい依子の後姿を見ながら、
思った。
依子も女なんだな、いい匂いしてた。
そう考えつつも、
また、アーモンド型の瞳を思い出していた。
背中を汗が伝っていく。
車内のクーラーは、あまり効いていない。
夏はまだ終わってないんだろうか。
昨日はもっと涼しかったのに。
もう彼女とは二度と会えないのか。
明日、もう一度新宿中央公園に行ってみることを検討しないと。
車内のクーラーは効いているのかわからないほど、
ムシムシしていた。
つり革につかまりながら依子が口を開く。
「ねぇ、夏休みになんかあったの」
ドキリとした。
「えっ、どうしたん いきなり」
「なんかかわったよね」
「いやぁ 気のせいじゃないの? 」
「ふ~ん、あやしいけど。まっいいか」
依子の指摘はいつも鋭い。
「ふ~ん」
それにしても、女っていうのは細かい部分を気にするのか。
勘がするどいとでも言うのか。
いや、それとも依子だけなのか。
そうこうしているうちに地下鉄は桜新町駅についた。
依子の自宅は桜新町から歩いて5分くらいだ。
「じゃまた明日ね、さぼらないでよ」
「わかってるって」
プラットホームを歩く姿勢のいい依子の後姿を見ながら、
思った。
依子も女なんだな、いい匂いしてた。
そう考えつつも、
また、アーモンド型の瞳を思い出していた。
背中を汗が伝っていく。
車内のクーラーは、あまり効いていない。
夏はまだ終わってないんだろうか。
昨日はもっと涼しかったのに。
もう彼女とは二度と会えないのか。
明日、もう一度新宿中央公園に行ってみることを検討しないと。