音楽のある世界へ(仮題)
マイクを薦めても

「ヘタだから」

と、笑って、歌うのを拒む。


まぁ 確かにマイクを握って
率先して歌うようなタイプには見えない。

これで、ギャーギャー歌ったら

ちょっとイメージが変わるな。


と、一人納得する。


ふと彼女と目が合う


その吸い込まれそうな瞳に


瞬は


どこかへと堕ちていく自分を感じていた。


やばい


いつのまにか彼女の腕をとり、

ソファーに押し付け

唇をうばった。



彼女もそれを拒みはしなかった。


















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