その先へ
―ガラッ―
「失礼しま…。あれ?」
勢いよく開けたのも束の間、ユーヘイがドアの前で立ち止まった。
「誰もいない…」
「職員室じゃない?」
フミナがそう言うとユーヘイはニヤリと笑い、すぐさま綺麗に整えてあるベッドに飛び込んだ。
「ちょっとユーヘイ?何してんの?」
カノンが呆れながら言うと、
「だって俺って仮病はすぐバレるし、風邪なんて引かないから保健室のベッドを使ったことないんだもん」
馬鹿は風邪を引かないというのは本当のようだ。
感心している場合ではない、そう思い僕は
「そろそろ帰って来るんじゃない?」
と促してみたがユーヘイは変わらずゴロゴロしている。
その時だった。
「失礼しま…。あれ?」
勢いよく開けたのも束の間、ユーヘイがドアの前で立ち止まった。
「誰もいない…」
「職員室じゃない?」
フミナがそう言うとユーヘイはニヤリと笑い、すぐさま綺麗に整えてあるベッドに飛び込んだ。
「ちょっとユーヘイ?何してんの?」
カノンが呆れながら言うと、
「だって俺って仮病はすぐバレるし、風邪なんて引かないから保健室のベッドを使ったことないんだもん」
馬鹿は風邪を引かないというのは本当のようだ。
感心している場合ではない、そう思い僕は
「そろそろ帰って来るんじゃない?」
と促してみたがユーヘイは変わらずゴロゴロしている。
その時だった。